必要な栄養素の摂取と吸収力、沈着力を高めるために
骨粗しょう症になると骨折を起こしやすくなります。高齢者の骨折は、治りにくいというだけでなく、寝たきりや痴呆の誘因となります。若いうちから骨粗鬆症を防ぐあるいは改善する、生活の工夫や努力、予防を含めたケアが重要です。
骨粗しょう症の人の食事
骨量が減少し、まさにその字のごとく、「骨」が「粗」く、「鬆(す)」が入ったようにもろくなってしまう骨粗鬆症ですが、そうなる原因は、
①カルシウムの摂取不足
②ホルモン代謝の変化(特に閉経後の女性)によるものと考えられます。
したがって、治療および予防のために、
食事のなかでカルシウムを充分に摂取する必要があります。と同時に、カルシウムの吸収や利用効率を高める生活上の努力が必要でしょう。
それにはリンとの摂取比率を考慮することや、ビタミンDを取り入れることが必要です。
骨粗しょう症の食事の注意点
1.カルシウムを充分に摂取する。
成人のカルシウム必要摂取量600ミリグラム。
骨粗しょう症の改善と予防には、1日1000ミリグラムが目標。
カルシウムを多く含む食品(牛乳や乳製品、小魚や海藻、小松菜や青梗菜などの青菜類)のなかでも、牛乳や乳製品といった、吸収率の高いものを積極的にとるようにします。
2.良質のたんぱく質を適度に摂取する。
良質のたんぱく質を1日60グラムから80グラムを目安に摂取します。たんぱく質は、あまり多すぎてもカルシウムの吸収を悪くしてしまいます。
3.ビタミンDを充分に摂取する。
ビタミンDは、カルシウムの骨への沈着を促進する働きがありますから十分摂取しましょう。
4.リンとの比率を考える。(Caの吸収を悪くする場合がある)
5.食物繊維はほどほどにする。
6.アルコールはほどほどにしましょう。